犬のしつけ

愛犬に叱ってませんか?犬のきもちに寄りそう正しいしつけ方法

この回は、お家での歯磨きの練習にも役立つよ♪

こんにちは!ウェルワンです。
私たちから、飼い主様に「お家での歯磨きが大切です!」とお伝えしておりますが、お家では逃げ回っちゃって、なかなか歯磨きが出来ないというお声もあります。そもそも犬の性質を理解する必要がありますよね!

ワンちゃんは家族です。しかし、人間ではありません。正しく「犬」の性質をここで理解していただければと思います。そこで今日は、犬のきもちに寄りそって、しつけについて一緒に考えていきましょう!

犬の性質①「犬は善悪がわからない」

少し想像してみてください。

これからあなたがあなたの愛犬に「歯磨き」を教えようとします。そこで愛犬のマズル部分をつかんで歯ブラシを口の中に入れようとします。その時、愛犬が首を横にふり、逃げ回ってしまいました。その時、あなたはどうしますか?
「コラ!こっち来なさい。」とか「ダメでしょう、悪い子ね」といって愛犬を叱りますか?そしてまた無理やり連れ戻して、愛犬の口の中に歯ブラシを突っ込みますか?

悲しいことにワンちゃんはこの時、「逃げ回ることが悪いことだ」とは理解できません。「逃げ回ろうとしたら大きな声を出された(怒られた)」という事実しか理解できません。

本当は愛犬に教えたい「逃げ回ることは悪いこと」という人間の希望は、愛犬には伝わらないのです。ただその時愛犬は、「今度は怒られないように逃げ回るにはどうしたらいいのだろう」と考えるのみです。
そう、犬は、「逃げ回ったことがいけなかったから怒られたのだ」とは思えないのです。

では、どうすればよかったのか。それは物理的に逃げ回れない状態にすることです。私たちが行っている「無麻酔デンタルケア」も独特の姿勢でワンちゃんを保定します。これは、逃げ回ることを制し、首が横に振りにくくなる姿勢だからです。実はこの方法は本当に合理的なのです。

ボクには、人間の善悪はわからないよ・・・。大きな声を出しているのはわかるけど。

犬の性質②「犬は褒められることが大好き」

では、愛犬が物理的に逃げ回らないようにすることが大切だと学びました。その後、どうするのか。そう!ワンちゃんを褒めるのです。

実際は愛犬は逃げ回りたくでも逃げ回れない状況なので、自分の力でそうしているわけではないのですが『褒める』のです。
そうすると愛犬は、褒められているという心地よさを感じます。この心地よさを愛犬にしっかり感じてもらう必要があります。これを習慣化させます。(👈ここが大切)そうすると愛犬は褒めてほしいがために、自らその行動をとるようになります。
またこの時、ご褒美として「おやつ」を与えてもいいと思います。これは犬をこちらの都合でいいようにさせてもらっているためのねぎらいの心です。

再三になりますが、犬は人間ではありません。人間の善悪の心などわかるはずがありません。なので、物理的にそうさせる。そして、それを褒めてあげる(ワンちゃんの意思じゃなくとも)

それを再三繰り返し、習慣化させる。そうすると褒めてほしいがためにワンちゃんは自らその行動をとる。ということです。

大好きな飼い主さんに、褒められるととっても嬉しいよ♪

まとめ


  • 犬は人間と違い「善悪がわからない」ので、悪いことをした時に叱ってもあまり効果はない
  • 犬は「褒められることが好き」なので、何かできた時には褒めてあげる。
  • 何かを教えたい時、犬は善悪がわからないので、おやつをあげるなどご褒美で覚えさせるとよい

ボクは、達成感を味わうことが大好き。頑張ったご褒美は、もっと好きだよ♪

褒めてほしいだなんて、そこは人間と一緒ですよね♪褒められて嬉しくない人間もワンちゃんもいませんね!! 本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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