犬のしつけ

【仰向けごろん練習】犬の歯磨きの時、逃げ回っていませんか?

仰向け姿勢

愛犬のために、歯磨きをしたいけど、歯磨きをしようとすると逃げていってしまったり、お顔が動いてしまったりで上手にできない(´;ω;`)という方、多いと思います。上手にできないので、歯磨きガムで済ませてしまっているということはありませんか?今回は、うまく保定することを、学んでいきます。

保定(ほてい)とは

『保定』という言葉、聞いたことはありませんか?保定とは、動物を治療する際に、動かないようにおさえておくことを言います。動物病院で、注射される時や、触診の時などに保定されると思いますが、動物病院の時のみ、保定をされることになると、動物病院が嫌いになってしまうこともあります。そのため、普段から、保定されることに慣れさせておく必要があります。

歯磨きの保定の仕方

ウェルワンがオススメする歯磨きの保定の方法『仰向けごろん』をお伝えします。私たちの歯石ケアの際にもこの体制で行っています。まずは、動画をみてください。※今回は、小型~柴犬くらいの大きさの犬を想定しております。

ポイント①:犬と自分の足を密着させること

犬は一度でも恐怖を感じてしまうと、そのポーズをするのを頑なに拒みます。いかに失敗せずに、上手に仰向けポーズを成功させるかがポイントです。では、このポーズをする上で犬が怖いと思うのは、体が不安定になってしまうことです。仰向けにさせる時、自分の足としっかりと密着させてあげてください。少しでも隙間があると、犬の体が不安定になってしまいます。

O脚の人は、少し足が外に開きやすいかも!内股意識ね♪

ポイント②:犬を起き上がらせない

私たちのお客様の中に、「このポーズを練習しているけど何度も起き上がってしまって全くうまくいきません」と悩んでいる方がいます。何度も失敗してしまうと犬は、頭がいいので同じ方法で逃げようとします。まず、なぜ失敗するのかを考えなければいけません。

初めて仰向けをした犬は、足をバタバタさせて何とか逃げようとするかもしれません。しかし、この時に、足を緩めてはいけません。バタバタするのは、体が不安定な証拠です。バタバタしているのに、足を緩めては、さらに犬の体は不安定になってしまいます。自分の足のつま先を内側に向けて、少し内股を意識すると、犬とのフィット感がアップするでしょう。

ポイント③:信頼関係をつくる

この仰向けのポーズは、なんだか気持ちいいなあ、落ち着くなあ、と愛犬に思ってもらうためのポーズです。このことを念頭に置いておきましょう。仰向けポーズをしながら、犬の胸のあたりをさすってあげると、幸せホルモンがでてきます。そのようにして、犬とコミュニケーションをとりながら行ってください。

また、必ず!仰向けポーズの練習のあとは、おやつなどのご褒美をあげてくださいね。

ボク、おやつのためなら、なんだって頑張るよ!!!おやつ大好き♪

まとめ

  • 犬をしっかり足で挟み、体を安定にさせること
  • 怖がらせないように、自分の体を密着させること
  • 失敗しないように意識をすること(実際に失敗をしても、失敗と認めず、何気ない顔で再度挑戦してください)
  • 仰向けごろんの練習の後は、起き上がらせてから、必ずご褒美のおやつをあげてください。

仰向けごろんの姿勢は、しつけ教室などでも基本の姿勢として学びます。このポーズが、愛犬にとってもリラックスできる姿勢であるといいですね。 ぜひ練習してみてください!

ボクは、このポーズが大好きなんだ、ママと密着できて安心できるんだよ!練習してみてね♪

関連記事