雑学

【雑学】犬公方と呼ばれた”徳川綱吉”と生類憐みの令

本日は、江戸幕府5第将軍、徳川綱吉と犬の歴史について学んでいきたいと思います。みなさんも歴史の授業で習いましたよね。今回は雑学を踏まえながらまずは、綱吉の人柄についてみていきましょう。

綱吉のプロフィール

  • 生まれ:1646年2月23日
  • 星座:うお座
  • 身長:124㎝
  • 性格:勉強家、儒教の教えに忠実、有言実行タイプ、他人の気持ちを読めないKYタイプ、誠実で真面目

江戸時代の平均身長は、155~160㎝だったそうで、自分の身長が低いことにコンプレックスも抱いていたそうだよ!

“生類憐みの令” 制定の意図は?

生類憐みの令とは、綱吉時代に行われた生類を憐れむことを趣旨とした法令のことです。なぜ、この法律が制定されたのかということですが、実はこの徳川綱吉は、子に恵まれず、男の子1人、女の小1人の計2人しか恵まれなかったのです。

江戸幕府の11第将軍、徳川家斉いえなりは、なんと!53人の子宝に恵まれたといわれているよ!!!

そんな綱吉に対して、僧侶が言いました。「将軍様(綱吉)が世継ぎに恵まれないのは前世で殺生をした報いである。 将軍様は戌年なので、特にを大切にせよ」と。そこで、生類憐みの令が制定されたといわれております。

生類憐みの令の内容

  • 魚や鳥を生きたまま食用として売らないこと
  • 犬・猫・ネズミに芸を覚えさせて見世物にするのを禁止
  • 金魚の飼育の禁止
  • 大久保・四谷の住民を強制退去させ、犬を保護する小屋を建てた(広さは東京ドーム20個分)
  • 犬虐待や犬殺しを密告した者には、賞金を支給
  • ドジョウやウナギの取引の禁止

犬の虐待はたしかによくないことだね。こう見ると素敵な法に思えるけど・・・

最終的には「殺生はダメ」と言う考え方に至るまで、24年間の間に合計135回も追加・改正され、貝類・虫類まで保護されました。 しかし、この法案はだんだん厳しくなり、貧しい庶民よりも犬に豪華な食事を与えたり、肉類の食事は一切禁止されたりしました。そしてこの法令に違反した者は、切腹、打ち首、流罪、領域没収などの刑に処されました。

「命を大切にしよう」という儒学の教えを忠実すぎるくらいに守っていたんだね。

肉の名前まで変更?!

ただし、哺乳類の肉を食べる人がいたの確かです。狩猟したイノシシの肉を「牡丹(ぼたん)」と呼び、シカの肉を「紅葉」といい換える事で自分達を納得させていたと考えられます。
ウサギを、1羽、2羽と数える風習があるのも、ウサギを「鵜鷺(うざぎ)」という鳥だとみなして食べていたのではないかと言われています。

厳しすぎる法令は、市民から不満が募っていくよ・・・

まとめ

  • 第5将軍、徳川綱吉は、真面目な性格で「儒学」を好んでいた。
  • 綱吉は、戌年だったことから、僧侶から「犬を大切にすれば子宝に恵まれる」といわれ、犬を大切にするようになる。(単純な理由・・・)
  • 命を大切にすることから、食肉も禁止された。
  • 厳しすぎる法令と切腹などの厳しい罰則から民間から不満の声が募っていく。

動物だけでなく、捨てられた子供や老人に対しても保護していたそうで良い面もあったんだね。

でもやっぱり厳しすぎる罰則は嫌だなw 今日はここまで!読んでくれてありがとう♪